元・大島未由希のつぶやき
シリーズ・富士登山6(最終回)
気付けば、登山から帰ってきて早2週間…
忙しくて書く時間がありませんでした。と言いたい所ですが
忙しさはあまりいつもと変わりなくて、休みもちゃんと休んだりしていました。
しっかりダラダラしていたし、書く時間はた〜っぷりありました。
でも書く気がありませんでした。理由はとくになし!

肝心の富士登山、帰ってきてから完全燃焼しきったみたいで(たぶんこれが上記の理由)
すっかり自分の中でオチをつけてしまって満足していますが
一応こちらのほうでもまとめておかないとダメだよなと思ったので書きます。

じつは、生理をずらす薬を飲んだその日に生理がきてしまい、もう絶望的でした。
あの5000円はなんだったんだ~と叫びたかった。
しかしもう始まってしまったものはしょうがない、ということで受け入れることに。
そしてわたしは「鉄」というアイテムを手に入れた。

そんなこんなで、最低限の願い、「天候」と「体調」のひとつが欠けた状態でスタートしました。


13:00、富士山吉田口を出発。

いきなりの坂にそっこー心折られそうになりながらも、
すばらしい景色を見下ろしながら、えっちらおっちら登っていく。

六合目着、まだまだ先は長いけど、この辛い状態に徐々に慣れ始める。
六合目から七合目が、きつい坂がジグザグに続いており、かなりきつかったです。

わたしたちはガイド付きではなくフリープランだったので、ヘタレといわれようが、なんだろうが、
こまめに休んで、水分補給して、塩分とって、ゆっくり、ゆっくり、登って行きました。

七合目に着くと、第一弾の山小屋「花小屋」が見えます。
このへんから、早い人だと高山病になるらしいと聞いていたので、万全な対策をとりながら登る。
しかし、体調的には「もう七合目?これイケんじゃね?」と思う感じでした。

が、これが甘かった。

七合目からが、本七合目、八合目、本八合目と、かーーーなり長い。
わたしたちの泊まる予定だった「富士山ホテル」は、本八合目にあったので、そこまで登らなきゃいけなかったわけです。
あれだけいた人が(渋滞だった)、一人、また一人と途中の山小屋へ消えていき、だんだん人が少なくなっていく。

日も傾き始めたころ、まだ本七合目にいたわたしたちは、「どんだけー」な感じでした。
それでも登るしかなくて、もう、登る意味とか考えてられないくらい、登ることに集中していました。
登ることしか選択肢はないと、人って登るもんですね。

ようやく八合目に着いたころ、「あとちょっとだ~」なんて言っていたけど、
行けども、行けども、八合目なんですわ。

ひぃひぃ言いながら登って、それでもまだ「八合目」ってことがわかってうなだれているわたしに
山小屋のお兄さんが「上も八合目ですよ~」と、容赦ない言葉を浴びせるわけです。

まじでこれが一番きつかったです。

で、だんだん登るのが心地よくなってきて、もう、登ることに開き直り始めてくるんです。
どうせ次もまだ八合目なんでしょ、みたいな。そう思わないと、登れないってかんじでした。

じつはこの辺で、すこーし頭が痛くなり始めていて、疲れなのか、高山病なのかわからなかったけど、
とりあえず頭痛薬を飲みました。

ひぃひぃ言いながら登り続け、やっとこ「本八合目 富士山ホテル」っていう看板が見えて、テンションマックス。
それでもヘロヘロになってるので、なんだかよくわからないかんじになっているところを
お兄さんが「はい~それじゃまずこちらでご飯食べてください!」と
案内され、指定された場所に座り、出されたカレーライス(ハンバーグと赤いウインナー入り)を無心で食らい、
食べて一息つく間もなく、「はいそれじゃー寝床に移動してくださーい」とまた案内され、
山小屋の、寝袋を敷き詰められたすごい場所に案内される。

で、汗だくの服を着替える間もなく、寝袋に入りこんで、眠るわけです。
ここでやっぱり思ったのは、発汗素材の下着と、Tシャツ、着てて良かったー!!ってこと。
すぐ乾いて、かなり快適でした。

こんな場所で、寝られるのか!?と思ったけど、意外と爆睡。


途中で仲良くなった、ホノルルマラソンのお姉さんに、
「下からもういっぱい登ってきてるから、もう出発した方がいいですよ」と言われ、
まだ寝足りないくらいで起きて、1:00、山小屋を出発。

言われた通り、下から登る人のヘッドライトがずら~~~っと行列になっていて、
きれいーと最初は思ったけど、だんだん怖くなってきて、逃げるように登り始めました。

それでも、本八合目からの頂上は思ったほどきつくなくて、山小屋までがんばってよかったなぁ~と思いました。
「きつくない」とはいっても、実際はきつかったけど。

高山病も怖かったので、頂上へのはやる気持ちを抑えつつ、休憩はやっぱりこまめにとり続ける。
おとうさんも、この辺からだいぶ辛くなってきていたみたいで、はじめて自分から「ちょっと休憩」と言いました。

ものすごい岩場とかも登りながら、もう登って、登って、登って、鳥居が見えてきて、九合目。
ようしもうちょっとだーと、この辺はもう気持ちが高まって、またよくわからない感じ。

最後はもう登ること以外考えてなかったですわ。
2:30、気づいたら、頂上でした。



「あれ?なにここ?え?頂上?あっ、頂上、おとうさん、頂上だって~」ってかんじでした。

わ~~っと、おもわずアツい抱擁をかわす親子。
とりあえず写真を撮って、頂上の神社の前でその辺の人に写真を撮ってもらいました。
これがドへたくそで、まがってるしボケてるし、全部入れてほしかった石のやつが頭ちょんぎれてるし、
おいおい、と思ったけど、もう一回、なんて余裕があるわけでもなく、もう写真とれればいいや、みたいな感じでした。

神社でお参りして、ご来光ってどこから出んのー?とか言いながら周囲をウロウロ。
カメラを三脚にセットしてスタンバってる人がいたので、その人のそばで待機。


この日の日の出は5:05。要するに、待ち時間が2時間半もあったわけです。
真っ暗だし、とくにやることもなく、その辺に腰掛けて待ってるわけだけど、
動かなくなった途端、急激に寒くなり始めて(気温はすでに2~3℃)、震えるくらい寒かったです。

っていうかちょー寒くてまじどうしようかと思うくらい寒かったです。

持ってきた毛布をかぶっても寒かったです。死ぬかと思いました。


4時くらいだったかしら?頂上の山小屋が開いて、おとうさんが甘酒を買ってきてくれました。
わたしゃ甘酒が苦手で飲めないんだけど、この時ばかりは「ありがたやーーー!!!」とぐびぐび飲みました。
温かい甘酒の効能もつかの間、すぐにまた寒気に襲われるという、これはこれで登る辛さと同じくらい辛かったです。


そして待ちに待ったご来光。

幸い、天気には恵まれ、ものすごーくきれいなご来光を拝むことができました。
山小屋のお兄さんが、

「みなさーん、おはようございまーーす!!!」と叫び、その時ばかりは皆団結しちゃって

「おはようございま~す」と返すもんでね。

「今日は天気も良く、きれいなご来光を見られましたので、皆さんで万歳三唱をしたいとおもいまーす!」

ってかんじで、なんか気づいたら皆で万歳三唱。
たぶんディズニーランドと同じ現象になってたと思います。
不思議な団結心。


日が昇り始めてからは一気に温かくなってきて、富士山の火口を見たり、写真撮ったり、頂上を満喫しました。
この時ばかりは、哺乳類のわたしたちも変温動物みたいでした。


で、お鉢まわりは時間的、体力的、ともにきつかったので、やめときました。
富士山の中で一番高いとされる「剣ヶ峰」の写真だけとって、あとは下山スタート。


下山ですが、これはこれできつかったです。
登った時間の2分の1の時間で降りるわけですから、ひざとふとももにかなりの負担がかかるわけです。
ストックが大活躍だったけれど、それでもやっぱりきつくて、なんども転びそうになりました。

そして、スッと差し出されるおとうさんの手。
それを握るわたしの手。

ドラマチックな親子。


途中休憩がてら、山小屋で支給されたお弁当を朝ごはんとして頂きました。
景色と疲れ、となんかいろいろ入り混じって、下界で食べたら絶対おいしくないようなお弁当が、ものすごくおいしかったです。


そして、足の痛みを耐えつつ、吉田口五合目に到着したのが、9:30.

親子は、かたい握手を交わしました。




まぁ~そんなこんなで、親子は無事に富士山登頂を果たすことができました。


おとうさんは登る前、「いろいろ買いそろえちゃったから、来年も登らないとネー」なんて言ってましたが、
降りた後、わたしが「つぎはさー、どこから登ろうかねぇ~」とか話しかけても

「・・・・・(^0^)・・・・・・・・・・・」


笑顔で無言を貫いていました。



いろんな方に助言をいただき、いろんな方に応援していただき、訓練をし、
まわりの方の協力なしでは成し遂げられなかっただろうなって思います。
あと、おとうさんの持ってきていた「塩キャラメル」、これがなかったら頑張れなかったかも。

感謝!!


ありがとうございました。

来年も、おたのしみに!?
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by mikimatusa-n | 2012-09-11 23:53 | Comments(0)
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